- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- −第7号− 2005/2/15
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
======================================
<目次>
======================================
[トピックス]
●シニア情報生活アドバイザー養成講座に補助しています。
●2004年度のシニア情報生活アドバイザー更新研修が実施されます。
●「シニアネット・フォーラム21 in 2005」は15日で締め切りました。
[アドバイザーの活動紹介]
●パソコン家庭教師をしているアドバイザーの高橋幸子さん
[シニアネット/養成講座実施団体訪問]
●IDN(自立化支援ネットワーク)のアドバイザー養成講座の目指すもの
[スキルアップ講座]
●Internet Explorer以外のブラウザもためしてみよう
[参考情報・資料]
●国民のための情報セキュリティサイト
======================================
■トピックス■
======================================
●シニア情報生活アドバイザー養成講座に補助しています。
現在、ニューメディア開発協会では日本自転車振興会(競輪)の補助金を受けて
「平成16年度シニア情報生活アドバイザー養成推進補助事業」を実施しておりま
す。
シニア情報生活アドバイザー資格を取得し地域のために貢献したいとする多くのシ
ニアの意欲に応えるもので、養成講座実施団体は趣旨をご理解いただき、積極的に
活用されるようお願いいたします。
3月末まで受け付けますので、実施団体には新
たな実施計画を立案され、ご応募ください。本事業へのご応募等詳細は、当協会の
シニア情報生活アドバイザー専用ホームページをご覧ください。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/index.html
●2004年度のシニア情報生活アドバイザー更新研修が実施されます。
2004年度のシニア情報生活アドバイザー更新の時期になりました。対象者の
方には、是非、更新され、今後の活動につなげて頂くようお願いいたします。
今回の更新対象者は2002年4月1日から2003年3月31日までに登録さ
れた方々です。
基本的には、転居等諸般の事情を考慮し最寄りの養成講座実施団体にて更新の手
続きを行えるようになっております。もちろん、受講された養成講座実施団体にて
更新の手続き行って頂くことをお薦め致しますが、そのような場合には、シニア情
報生活アドバイザー事務局までご相談下さい。
更新手続きには、更新研修を受けて頂く必要があります。更新対象の方々には、
関係する養成講座実施団体から案内がありますので、よろしくお願いいたします。
●「シニアネット・フォーラム21 in 2005」は15日で締め切ました。
「シニアネット・フォーラム21 in 2005」が来る2月28日、3月1日の
二日間にわたって東京・神宮外苑の「日本青年館」で行われますが、お陰様で多く
の方々からお申し込みいただき、誠に有難うございました。2月15日で一応、締
め切らせていただきました。
マイクロソフト副社長の古川享氏及び東邦学園大学助教授岡部一明氏の基調講演
2題や全国シニアネット・自治体等の参加を得てのパネルディスカッションやワー
クショップ、更にセキュリティやウィルス対策に関する特別セミナー、交流広場、
そして懇親会等皆様のこれからの活動にお役に立てればと思っております。
なお、懇親会では沖縄ハイサイネットの協力で行われる優雅な琉球舞踊や、ご協
力いただいた企業からシニアのIT生活に役立つ景品が当たるなどお楽しみも用意
しております。
是非、有意義なひとときをお過ごしいただければと思います。
======================================
■アドバイザーの活動紹介■
======================================
●パソコン家庭教師をしているアドバイザーの高橋幸子さん
約10年前にソフト制作会社を辞めて独立し、「パソコン家庭教師」を始めました。
私がこの仕事を始めたきっかけは、会社ではじめたパソコン教室にいらした方々か
ら(中高年が多かった)パソコン教室に行って若い先生に何度も同じことを聞きに
くい、子供たちに聞くと「さっき教えたでしょ」といわれる、などパソコンを使え
るようになりたいが教えてもらう人がいない、ということを聞いたからでした。
今では数多くのNPOがIT講習会ということで中高年対象に講習会を開いています
シニア情報生活アドバイザーとしてパソコンの設定や操作方法を教えるという
ことを実際にやっている方も多いようですから以前私が聞いたような悩みは少なく
なっていることと思います。
でも私が10年間「パソコン家庭教師」をしてきて思うことは、個人の場合パソ
コンは生活する上で必要不可欠なものではない、パソコンなんか無くても別にこま
らない、ということです。
実際E-Mailは便利だ、ホームページを使うと買い物も便
利だ、とパソコン を結構便利に使っていた方が、最近やっぱり手紙は手書きがい
い、買い物も近所で話ながら買うのがいいと、パソコンを使わなくなった方もいら
っしゃいます。
そこなんですね。機械の文字を見ているうちにやっぱりぬくもりが恋しくなるの
です。私はパソコンを人と人とをつなぐ顔の見える場を作る道具として利用したい
のです。そういう思いで、私は月1回60歳以上の人達で「パソコンを楽しむ会」とい
うことをしています。
この会はパソコンを使う時間はほんのちょっとです。大部分
の時間はおしゃべりです。人と話をしないとぼけるといいます。
つまりパソコンを
楽しむという名目で集まり、おしゃべりをしボケ防止にしようというわけです。
残念なことは男性の出席者がいないということです。
こういう「パソコン」の使い方、これぞ「パソコン家庭教師」ならではの仕事だ、
と自負しています。これからこういう小さな会がいっぱいできればいいなと思って
います。
高橋幸子
シニア情報生活アドバイザー(東京都)
======================================
■シニアネット/養成講座実施団体訪問■
======================================
●IDN(自立化支援ネットワーク)のアドバイザー養成講座の目指すもの
2000年の幕が開けた頃から、リストラの嵐が一層激しく吹きはじめました。
この嵐を乗り切る為には、弱者が政府や行政に庇護を求めているだけでは国もお
かしくなってしまうのではないか、「一人一人がしっかりしなくては…」という想
いで、施行されたばかりの「NPO法人」として「自立化支援ネットワーク」
(Inter-Depending Network)設立の運びとなりました。
心と技を磨き、自分らしいいき方を見つける為に
(1)社会人・学生・主婦を対象に「進路相談」を行い
(2)転機を掴む為に“ふれあい充電講演会“を毎月開催し
(3)機関紙“ふれあい通信”を年4回発行する
というシンプルな構想でスタートを切りましたが、当初は肝心の相談相手がなかな
か現れませんでした。四谷の小さな事務所を維持するために資金が底をつき、仲間
に資金の応援を仰がなければならない苦しい場面にも何度か直面しました。
その頃「シニア情報生活アドバイザー養成講座」の発足を知り、ITに強いメンバ
ーが中心となって、実施団体の資格認定を受け、第4の事業として運営をはじめま
した。
はじめは内輪の人間が、講師をしたり、生徒になっていましたが、これが後に
「メダカの学校」と呼ばれる、教えたり教わったりの講座の始まりです。
生徒の手駒がなくなり始めた頃、ホームページから第1号の申込がありました。
それ以降もインターネットからの受講申込が継続し、最近までの4年間に延べ31回、
合計146名のアドバイザーが誕生致しました。
期を同じくして講演会のほうも受講者が増えはじめ、これまでに延べ45回、多い
時には50名を超えることもありました。会員も増加し、1月末現在122名を数え
ます。
一昨年から、アウトドアクラブが誕生し、観望会やバードウオッチング、史跡め
ぐり、樹木観察、などの活動も始まりました。
地域活動も下関につづいて、千葉、埼玉、神奈川、東京でも胎動が始まりました。
こうして振りかえりますと、私どもIDNの活動は、「自分の志に従って」「お互い
に業を磨く」「相互支援」の「活動」から成り立っていることが分かります。
これからも、この理念と行動指針を大事にしていきたいと思っています。
自立化支援ネットワークのホームページ
http://www.npo-idn.com/
自立化支援ネットワーク
理事長 奈良原眞吉
======================================
■スキルアップ講座■
======================================
●Internet Explorer以外のブラウザもためしてみよう
☆ブロードバンド時代の到来
日本のインターネット利用人口は「インターネット白書 2004」によると2004年2月
時点で6,284万4千人、2004年12月末では6,700万人となる見通し、としています。
また家庭からのブロードバンド利用者数は2,214万5千人となり、ナローバンドの
2,123万7千人を初めて上回りました。Web 検索、閲覧をより安全、快適なものとす
るため、タブブラウザなどを紹介します。
■Internet Explorer以外のブラウザもためしてみよう
WINDOWSパソコンを使っているひとの多くはInternet Explorerを使っていますが、スパイウエアなどセキュリティ関連で非IEのブラウザを使う人が増えています。
@Firefox
アメリカで人気上昇中のブラウザ。軽量でシンプル、かつ拡張性も高い。
http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/
AOpera
Livedoorで扱っているブラウザ。メールソフトも組み込まれており、タブブラウザ
にもなっている。コンパクトで軽快な動作が特徴。
http://opera.livedoor.com/download/
■タブブラウザを使ってみよう
インターネットの使い道はメールと情報検索が大部分を占めますが、Internet
Explorerでいろいろキーワードを変えて検索していると大きさの違うウインドウ
がいくつも立ち上がり煩瑣な思いをすることがあります。それらを一挙に解決し
てくれるのがタブブラウザで、以下のような特長を持っています。
・タブによるウィンドウの切り替え
・ウインドサイズの固定
・ポップアップウィンドウの抑止
・メモリ、リソースの節約 など。
@ Sleipnir(スレイプニル)
人気ナンバー1のタブブラウザ。ツールバーに、検索専用の入力欄が用意されて
おり、また20種類近くの検索サービスが登録されており使いやすい。IE以外
のFirefoxとおなじGecko (ゲッコ)エンジンにも対応しています。
http://sleipnir.pos.to/
ALunascape2(ルナスケープ 2)
Geckoエンジンの切り替えはSleipnirに同じ。ブログやRSSのスピーディな閲覧も
可能。2005年1月にリリースされた最新版です。
http://www.lunascape2.com/
いずれもダウンロード、インストールは簡単にできますから、自分でためしてみ
てください。いつもWEB検索で調べている私にはタブブラウザが離せなくなり
ました。Lunascape2プラスGeckoエンジンは安全かつスピーディということでお
すすめかもしれません。
※通常使用するブラウザをInternet Explorerに戻す方法
(1)Internet Explorerを起動してください。
(2)メニューバーの「ツール」から「インターネットオプション」を選び「プロ
グラム」のタブを開きます。
(3)タブ画面の下の「Internet Explorerの起動時に、通常使用するブラウザを確
認する」にチェックを入れ、パソコンを再起動して下さい。
(4)再起動後、Internet Explorerを起動します。
(5)「通常使用するブラウザとしてInternet Explorerを指定しますか?」という
ボップアップウィンドウが開きます。
(6) 「はい」選択して下さい。
(深澤 記)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今号のスキルアップ講座はシニア情報生活アドバイザーの深澤 捷男さんに担
当していただきました。有り難うございました。この場を借りてお礼申し上げ
ます。スキルアップについて掲載して欲しい内容などがありましたら遠慮なく
ご連絡下さい。またスキルアップについての投稿もお待ちしています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
======================================
■参考情報・資料■
======================================
●国民のための情報セキュリティサイト
総務省が提供しているセキュリティ対策のサイトです。内容が分かり易くセキュリティについて学習するに最適のサイトですので一度は見てください。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/security/index.htm
※お勧めのサイトがありましたらご提案下さい。よろしくお願いします。