「PLCアダプター」が各メーカーから発売され始めました。家の中に配線されている電気配線を通信経路として使用するためのアダプターです。
※PLC(Power Line Communications)
このアダプターを使用すると、家庭内にLANが配線できない場合や無線LANが届かないといった場合には大変便利なものです。
まだまだ、アダプターの値段も高く普及はされていませんが、手軽に買える値段になれば利用が増えてくるでしょう。最近の値段は、アダプター2台(親機+子機)セットが10,000円位、増設用アダプターは8,000円位しています。
大手のプロバイダーでは、光ファイバーを契約するとPLCモデム(アダプターではなくモデムと称している商品もある)が無料で貰えるというサービスも始まっています。
「PLC」を利用したインターネット利用環境の家庭内LANの構築は下記のように行います。
インターネット → モデム → ルーター → PLCアダプター(親機) → コンセット
※インターネットを使用する場合はプロバイダー契約が必要です。
※ルーターは使用環境により必要です。
以上の設定が終われば、後は家庭内の何処のコンセントからでもアダプター(子機)を取り付ければ、家庭内LANに接続可能となります。
但し問題も指摘されています。携帯電話の充電器やドライヤー、掃除機などを使うと電気ノイズの影響を受けやすいようです。
また、使用されているブレーカーの種類によっては、1Fと2Fのコンセント間での通信ができないといったケースもあるようです。
PLCを使用した場合の通信速度は、環境によって違いがありますが、一般的には理論値で190Mbps、実効速度は80Mbps程度となっています。
PLCでLANを構築するということは、近い将来、コンセントを通してあらゆる機器が接続可能になってくるといえるでしょう。
検索:PLC
参考になるサイト
コンセント経由でネットにつながる「PLC」って今どうなってるの?
電源コンセントで家庭内LANのショッピング 「PLC」で検索できます。