- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第136号−2015年11月30日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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□ <目次>
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[トピックス]
●「タブレット研修講座検討委員会」設立のお知らせ
●キャノンプリンタ(未使用)を無償貸与します
●聴覚障がい者の方のソフト及びフォーラムのご案内
[スキルアップ講座]
●Windowsの「リモートデスクトップ接続」を試す
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
[参考情報・資料]
●「ワンクリック請求の被害に備えシステム保護の設定を」
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□ トピックス
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●「タブレット研修講座検討委員会」設立のお知らせ
このたび、シニアに対するタブレット教育の拡大と「シニア情報生活アドバイザ
ー」の活動の場を拡大するため、「タブレット研修のための研修講座」制度創設の
ため、当協会に「タブレット研修講座検討委員会」を設置し、現行の「シニア情報
生活アドバイザー制度」と「タブレット研修のための制度」との一体的教育体系の
構築の為の施策を検討することとなりました。
今後、検討委員会の審議経過に沿ってタイムリーに検討内容をできるだけ公開
し、皆様方のご意見・アドバイスを幅広くいただき、より良い制度を創設いたし
たいと存じますので、宜しくご協力を賜りますようお願いします。
●キャノンプリンタ(未使用)を無償貸与します
この度、キャノンのプリンタ(未使用)6台を無償貸与いたします。
ご希望の団体は、下記応募要領・応募条件をよくご覧の上、「キャノンプリンタ
の無償貸与を希望」と書き、
1)団体名
2)責任者名
3)送付先住所
4)連絡先電話番号
を明記の上、
sa@nmda.or.jp 宛にお申込みください。
応募条件等、詳しくは「シニアネット交流広場」→事務局からのお知らせ
をご覧の上、ご応募ください。
http://nmda-snr.saloon.jp//?page_id=127
●聴覚障がい者の方のソフト及びフォーラムのご案内
このたび、国立研究開発法人情報通信研究機構より、聴視覚障がい者と健聴者
とのコミュニケーションを支援するアプリ(定型文選択、音声入力、手書き、地図
等の入力機能)で、iOS、Androidに対応する無料ソフトのご利用の案内がありまし
た。
また併せて12月12,13日には東京秋葉原においてこれらをご紹介する「情
報アクセシビリティフォーラム2015」が開催されます。
詳しくは「シニアネット交流広場」→事務局からのお知らせをご覧下さい。
http://nmda-snr.saloon.jp//?page_id=127
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□ スキルアップ講座
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●Windowsの「リモートデスクトップ接続」を試す
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
最近、Windows 10 のスティクPCを安かったので買いました。
スティクPCは、テレビやモニターに繋いで使用しますので、別のパソコンでモ
ニターを使用していると使用できません。
また、マウスもキーボードも付いていません。BluetoothやUSBで接続はできま
すが。
そこで思いついたのが、スティクPCにリモートデスクトップ接続することでし
た。
リモートデスクトップとは、ネットワークまたはインターネットを経由して別の
パソコンに接続し、操作できるようにする機能です。
接続先のパソコンの画面が接続元の画面に表示され、アプリの実行やファイル
の編集ができますので非常に便利です。
例えば、パソコン操作で困っている人のパソコン画面を表示し、遠隔操作するこ
とも可能になります。
[注意]インターネット経由で接続するには下記の要件が必要です。−−−−
接続元のパソコンのローカルIPアドレスが固定されていること。
接続元のパソコンが接続されているルーターのポートの設定がされていること。
接続元のパソコンのグローバルIPアドレスが固定されていること。
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相手のパソコンに接続するには、相手の許可を得るメッセージが送られますの
で、接続される側は、勝手に接続されることがありませんので安全だといえます。
接続するには、接続先のパソコンのホスト名またはIPアドレスを使用します。
但し、接続先として使用できるのは、リモートデスクトップに対応している下記
のOSのパソコンです。
Windows 8.1 Pro
Windows 8 Pro
Windows 7 Professional
Windows 7 Ultimate
Windows Vista Business
Windows Vista Ultimate
Windows 10 も使用できるのはproだけのようです。
なぜなら、Windows 10 homeには、コントロールパネル→Windows ファイア
ウォール→アプリにWindows ファイアウォール経由の通信を許可するの許可されたアプリおよび機能のリストに「リモートデスクトップ」が存在しません。
接続元のOSは、proで無くても可能でした。
リモートデスクトップを使用する必要要件は下記のとおりです。
双方のパソコンにMicrosoftアカウントが設定されていること。
接続先のパソコンに、リモート接続を許可する設定がされていること。
早速、Windows10 のリモートデスクトップ接続を試してみました。
接続先は、Windows 8.1 pro のパソコンにしました。
1.Windows 8.1のパソコンの設定
リモートデスクトップ接続するには、接続先のパソコンの設定が必要です。
1-1 リモート接続の許可は、「コントロールパネル」→「システムとセキュリテ
ィ」→「システム」→「リモートの設定」→「システムのプロパティ」の「リモー
ト」タブ→「リモートアシスタンス」の「このコンピューターへのリモート接続を
許可する」にチェック、「リモートデスクトップ」の「このコンピューターへのリ
モート接続を許可する」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。
1-2 ファイアウォールの許可設定は、「コントロールパネル」→「システムとセキ
ュリティ」→「Windows ファイアウォール」→「Windows ファイアウォールによ
るPCの保護」→「Windows ファイアウォールを介したアプリおよび機能を許可」
→「アプリにWindows ファイアウォール経由の通信を許可する」の「許可された
アプリおよび機能」のリストにある「リモートデスクトップ」のプライベートにチ
ェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。チェックを入れられない時は、
右上にある「設定の変更」ボタンをクリックしてからチェックしてください。
以上で、接続先のパソコンの設定は完了です。
2.Windows 10 のパソコンからWindows 8.1のパソコンに接続
2-1 「スタート」画面→「すべてのアプリ」→「W」の項目の「Windowsアクセサ
リ」をクリックして展開し「リモートデスクトップ接続」をクリックします。
※頻繁につかう場合は「リモートデスクトップ接続」のアイコン上で右クリック
して「スタート画面にピン留する」をクリックしてスタート画面に常時表示してお
くと便利です。
2-2 「リモートデスクトップ接続」画面のコンピューターに接続先のコンピュータ
名を入力します。※またはIPアドレスを入力します。
2-3 「資格情報を入力してください」が表示されます。ここで接続先のパソコンの
パスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。次回からこの画面の表示
を省略する場合は左下の「資格情報を記憶する」にチェックを入れて「OK」ボタ
ンをクリックします。
2-4 「このリモートコンピュータのIDを識別できません。接続しますか」の画面
が表示されたら「OK」ボタンをクリックします。次回からこの画面の表示を省略
する場合は左下の「このコンピュータへの接続」について今後確認しない」にチェ
ックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
注意 接続すると接続先のパソコンはサインアウトしてしまいました。サインア
ウトしなくする方法は、今のところ分かりません。
2-5 接続を切断する方法は、接続先のデスクトップ画面の上側に表示されてい
るメニューの右端にある×をクリックしてください。
2-6 「リモートセッションは切断されます」し表示されます。「OK」ボタンをク
リックしますと切断されます。この画面を次回以降表示させない場合は、「今後、
このメッセージを表示しない」にチェックを入れてください。
3.オプションの設定
3-1 「リモートデスクトップ接続」画面の左下に「オプションの設定」があります
のでクリックして表示します。
3-2 「全般」タブでは、頻繁使用するのであれば「資格情報のを保存できるように
する」にチェックを入れておきましょう。
※自分のパソコンからの接続でない場合は絶対チェックしてはいけません。
3-3 接続設定は「接続の設定」で保存することもファイルに保存することもできま
す。外部記憶デバイスに保存して持ち歩くことも可能です。
※オプション設定は、この他にも様々な項目がありますが、今回は省略します。
追記
リモートデスクトップ機能は、Windows に備えられたアプリ以外にも色々なアプ
リがあります。
私が使用しているのは、「TeamViewer」です。
ipadやandroid端末にWindowsを表示させて使用することも簡単にできます。
インターネット経由の接続も可能です。
個人使用であれば無償で使うことができます。
一つのアカウントでパソコンを何台でも登録できますので便利です。
最近は、ipadからWindows 10 のスティクPCに接続して使用しています。
https://www.teamviewer.com/ja/index.aspx
この他、ブラウザの「Google chrome」を使用してパソコン同士をインターネットを利用して接続する方法もあります。
「Chrome リモート デスクトップ」は非常に簡単に安全に使用できます。
https://support.google.com/chrome/answer/1649523?hl=ja
これらも機会を見て紹介していきたいと思います。
以上
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□ 参考情報・資料
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●「ワンクリック請求の被害に備えシステム保護の設定を」
〜 Windows 10向けの復旧手順書を新たに公開 〜
独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 セキュリティセンターのサイトに設
定方法が紹介されています。
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2015/10outline.html
下記には「不用意なクリックによって自分名義の招待メールが友人に送信される
可能性」というものが掲載されています。
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2015/11outline.html