- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第183号−2019年10月31日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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□ <目次>
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[トピックス]
●大人のためのFacebook活用講座実施団体募集中の紹介
●今年度のシニアネットフォーラム21について
●総務省「デジタル活用支援員に関するモデル構築に係る調査研究」事業続報
[スキルアップ講座]
●Windows 10 のスクリーンショット機能活用
−−− メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 −−−
[参考情報・資料]
●Microsoftアカウント、2年以上サインインしないと削除される可能性
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□ トピックス
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●大人のためのFacebook活用講座実施団体募集中の紹介
前号で紹介しましたが、現在、14団体25箇所が決まっています。まだ、わず
かですが予定枠を満たしていないということですので、実施希望のある団体はご検
討ください。
NPO法人イー・エルダーでは、今年度もFacebook社の「#100 年ずっ友プロジ
ェクト〜人生100年時代のSNS いきいき活動〜」の一環として実施する「大人の
ためのFacebook活用講座」を受託して実施しています。
昨年度は、全国のシニアネット11団体の協力を得て、全国14か所で232名方々が
受講しました。
今年度は、全国各地で32箇所で実施する計画で、現在、その実施団体を募集し
ています。
今年度、当ニューメディア開発協会では、「大人のためのFacebook活用講座」の
実施に共催として協力いたしておりますのでご紹介いたします。
概要は下記のとおりです。
1.趣旨・目的:当プロジェクトの趣旨は、人々がより長い健康寿命を生きる
「人生 100 年時代」を見据え、幅広い世代の皆様に安心・安全にFacebookを
使って友人や家族、コミュニティとの交流を楽しんでいただける環境を実現するこ
とを目的としております。
2.実施期間及び場所:2019年9月より12月まで、全国32箇所で実施
3.講座の概要:入門講座と安全安心講座の二種類で各講座を2時間で行う。
4.講座の経費:Facebook社が負担(講師料、会場費など)
5.講座の運営管理:NPO法人イー・エルダー
詳しくは下記にお問合せください。
NPO法人イー・エルダー 理事
臼倉登貴雄
tokio@usukura.com
●今年度のシニアネットフォーラム21について
今年度のシニアネットフォーラムにつきましては現在日程、会場等を検討中であ
り、今のところ、例年とおり3月上旬実施の見込みです。
詳細は、まだ未定です。
どなたか講演者に良いと思われる方、このようにしたほうが良いとのご意見の有
る方はぜひ事務局の方にアドバイスをお寄せください。
●総務省「デジタル活用支援員に関するモデル構築に係る調査研究」事業続報
先月号でもお伝えしておりますが、総務省が数年後に全国に本格的導入を目指す
「デジタル活用支援員に関するモデル構築に係る調査研究」の実証実験として、
今年度は鎌倉市と長崎県島原市において実験を開始しました。
現地の管理団体として、鎌倉市においては「ICP鎌倉振興協会、島原市は現地
に新たに設立した団体が行います。
当協会とシンクタンクは、その支援を行っています。
現在その地区において、スマホの相談会を数回実施中です。
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□ スキルアップ講座
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●Windows 10 のスクリーンショット機能活用
−−− メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 −−−
様々な研修や講座用の資料作成、また、プレゼン用k資料作成などで便利なのが
WEBページやアプリの画面のスクリーンショットです。
Windows 10 にはスクリーンショットするのに便利な方法と役に立つツールがあり
ます。
今回は、このスクリーンショット利用について紹介します。
先ず、最初に紹介するは、従来からの方法[PrintScreen]キーを利用した方法で
す。
[PrintScreen]キーを利用した方法は3つあります。
[PrintScreen]キーを押す
[Alt]+[PrintScreen]キーを押す
[Win]+[PrintScreen]キーを押す
詳しく説明すると下記のとおりです。
1.[PrintScreen]キーを押す方法
表示されているデスクトップの全画面をスクリーンショットして、クリップボー
ドに保存する、もっともシンプルな方法です。
スクリーンショットした画像はクリップボードに保存されていますので、色々な
アプリに張り付けることが出来ます。
画像アプリに貼り付けて保存することができます。
2.[Alt]+[PrintScreen]キーを押す方法
[Alt]+[PrintScreen]キーでは、アクティブな(選択中の)ウィンドウだけを
クリップボードに保存します。
後の処理は[PrintScreen]の時と同じです。
3.[Win]+[PrintScreen]キーを押す方法
[Win]+[PrintScreen]キーは、全画面のスクリーンショットを[ピクチャ]フ
ォルダー内の[スクリーンショット]フォルダーに保存します。
後で利用するため、自動的に画像ファイルとして保存しておきたい場合に便利な
機能です。
※[Win]+[PringScreen]キーを押すとスクリーンショットの開始とファイル
の保存が行われ、一瞬画面が暗くなりますが問題はありません。。
4.スクリーンショットした画像を OneDrive に自動的に保存
Windows 10 では[PrintScreen]でスクリーンショットした画像を OneDrive に
自動的に保存する機能があります。
自動保存するには、OneDrive アプリでの設定が必要です。
設定を有効にするには、OneDrive の「設定」を開き、「自動保存」タブの「作成
したスクリーンショットを OneDrive に自動的に保存する」にチェックを入れます。
自動保存先は OneDrive の「画像」フォルダーの「スクリーンショット」フォル
ダです。
「スクリーンショット」フォルダは設定すると自動的に作成されます。
自動保存できるのは[PrintScreen]と[Alt]+[PrintScreen]でスクリーンシ
ョットした時です。
保存されるファイルは“png”形式です。
そして、自動保存できるのは、インターネットに接続されていて OneDrive が
「オン」になっている場合です。
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次に、スクリーンショットできる便利なツールを紹介します。
便利なツールは二つあります。
[Snipping Tool]
[切り取り&スケッチ]
5.[Snipping Tool]で出来ることと使い方
[Snipping Tool]は、Windows標準のスクリーンショットツールです。
[Snipping Tool]アプリはスタートメニューのWindows アクセサリーにありま
す。
※[Snipping Tool]アプリがスタートメニューに無い時は、タスクバーの検索
ボックス、または「〇」(Cortana)アイコンをクリックして「Snipping Tool」と
入力しますと表示されます。表示されたらスタートメニューに登録しておきましょ
う。
スクリーンショットする領域の自由選択や遅延ショット(指定した時間だけ待機
した後にスクリーンショットする)機能を備えるています。
画面の切り取りモードは、「自由形式の領域切り取り」「四角形の領域切り取
り」「ウィンドウの領域切り取り」「全画面領域切り取り」が選択できます。
画面の領域切り取り後は、ファイルに保存(保存形式はjpg、pngなど選択可能)
できます。
クリックボード保存やメールで送信もできます。
文字入力も様々な色を使ってできます。
Paint 3D を起動させて編集することもできます。
[Snipping Tool]の使い方は、非常に簡単です。
[Snipping Tool]を起動して、表示されたアプリ画面の[新規作成]ボタンを
クリックするとデスクトップ画面が薄白く表示されます。
表示されている「+」のカーソルで切り取りたい個所を選択すると完了し保存方
法画面が表示されます。
後は、保存方法を「ファイルに保存(保存形式はjpg、pngなど選択可能)」「クリ
ックボード保存」「メールで送信」を指定します。
※[新規作成]ボタンをクリックする際、「モード」ボタンをクリックしますと
「自由形式の領域切り取り」「四角形の領域切り取り」「ウィンドウの領域切り取
り」「全画面領域切り取り」が選択できます。また、「遅延」ボタンをクリックし
ますと遅延ショット(指定した時間だけ待機した後にスクリーンショットする)
機能が選択できます。
以上の機能により[PrintScreen]キー使用より使い勝手が良いと言えます。
6.[切り取り&スケッチ]で出来ることと使い方
[切り取り&スケッチ]は、Windows 10の「Creators Update」(2017年4月
配信)後、搭載された標準ツールで、[Snipping Tool]が進化したものです。
[Snipping Tool]を起動した際、最初の画面に下記のように記載されていること
でもそう言えます。
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Snipping Tool は今後のアップデートで新しいツールに進化します。機能が向上し
た切り取り & スケッチの画面切り取り(または、Windows ロゴキー + Shift +
Sキーのショートカット)を試してみてください。
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[切り取り&スケッチ]は[Snipping Tool]と同様、デスクトップの画面を簡単
に取得し、ペンツールで書き込みを入れ、保存・共有するまでをカバーしたスクリ
ーンショットツールです。
[切り取り&スケッチ]はスタートメニューにあります。
※Windows アクセサリーではありません。
使い方は簡単です。
[切り取り&スケッチ]を起動させ「新規」ボタンをクリックすると画面が
薄白くなり範囲指定の「+」のカーソルが現れますので、カーソルを使って自由に
範囲指定して切り取ることができます。
また、「新規」ボタンの右側の「V」(プルダウン)をクリックしますと切り取
り時間の遅延設定ができます。
切り取り取った後は、画像にタッチによる手書きやボールペン、鉛筆、蛍光ペン
での文字入力ができます。
定規の使用や画像のトリミング、拡大表示もできます。
完了後は、ファイル保存や共有(メールや他のアプリで)やコピーができます。
右端の「…」(もっと見る)ボタンをクリックしますと下記の操作ができます。
「プログラムから開く」(画像処理関係のアプリの選択できます)
「印刷」
「フィードバックの送信」
「設定」
設定では下記の操作のオン/オフができます。
・クリップボードに自動コピー(注釈を設定するときに、クリップホートを
自動的に更新します。)
・切り取り領域の保存(閉じる前に切り取り領域の保存を問い合わせます。)
・複数のウインドウ(切り取り領域を別のウインドウで開きます。)
・切り取り領域のアウトライン(アウトラインを切り取り領域に追加します。)
「ヒントとコツ」(Webサイトが開きヒントとコツが読めます)
7.[Win]+[Shift]+[S]キーを使う
最新のWindows 10 では、ショートカット[Win]+[Shift]+[S]キーでスクリ
ーンショットが出来るようになりました。
※2017/1/9にリリースされたビルド15002から利用できるようになったようです。
[切り取り&スケッチ]のトップ画面には下記のようなメッセージが表示されて
います。
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切り取り&スケッチを起動しなくても、Windowsロゴキー+Shift+Sキーを押す
と、画面の内容を切り取ることができます。
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このショートカットが使えるようになったのでスクリーンショットが手軽にでき
るようになりました。
使用方法は簡単です。
[Win]+[Shift]+[S]キーを押すと、デスクトップ画面が薄白くなり「四角形
の領域切り取り」「自由形式の領域切り取り」「ウィンドウの領域切り取り」
「全画面領域切り取り」のメニューが表示されますので、必要な切り取り方法の
ボタンをクリックすれば完了です。
切り取った画像は、クリップボードに自動保存されますので、後は、利用したい
アプリまたは画像処理アプリに貼り付けます。
※クリップボードに自動保存だけでなく、フォルダへの保存や OneDrive への
自動保存もできるようになると良いのですが。
これで、Windows 10 のスクリーンショットが、ますます進化して使いやすくなっ
たことが分かるかと思います。
追記:
アクティブなWindows をスクリーンショットしたいときは、[Snipping Tool]や
[切り取り&スケッチ]では、切り取りの範囲指定を手動で行うため正確に切り取
るのが難しい時があります。アクティブなWindows を正確にスクリーンショットし
たい時は、[Alt]+[PrintScreen]キーでを切り取るのが良いです。スクリーンシ
ョットでは、ショートカットで行うかツールを使用するか使い分けが必要でしょう。
参考:
Office アプリの Excel、Outlook、PowerPoint、Word で作業している場合は、
プログラムを切り替えることなく、スクリーンショット機能を使用して画面をを
すばやく簡単にキャプチャ(切り取り)できます。
また、181号で紹介した OneNoteの「OneNoteに送る」ツールの「画面の領域」を
使用するとスクリーンショットできます。
スクリーンショット用のアプリも色々公開されています。フリー版もありますの
で使用してみてください。
※私は昔から「Winshot」を使用しています。
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□ 参考情報・資料
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●Microsoftアカウント、2年以上サインインしないと削除される可能性
2019年7月1日に、Microsoft アカウント アクティビティ ポリシーが改定され
公開しました。
そこには、アカウントのアクティブな状態を維持するために、少なくとも2年に
1回は Microsoft アカウントにサインインする必要があります。この期間サインイ
ンしないと、Microsoft はアカウントを非アクティブと見なします。と記載されて
います。
「Microsoft アカウント アクティビティ ポリシー」
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4511051/microsoft-account-activity-policy
2年間サインインしていなくても、アカウントのアクティブ状態を延長する例外
も紹介されています。
※私は、講座で使用するアカウントを少なくとも20個は保有していますので、
これらを全て「Outlook」に登録して時々メールの受信でサインインしていますが、
この方法で有効なのかは分かりません。 記:臼倉