- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第91号−2012年2月29日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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□ <目次>
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[トピックス]
●シニアネットフォーラム21 in 東京2012 盛況でした
●H24年度シニア情報生活アドバイザーの登録更新について
●テクスープについての再度のお知らせ
[シニアネットフォーラム2012の報告]
●参加者は350名を超えるほど盛況
●Microsoftがシニアのためのテクノロジー ベスト10を発表
●シニアネットは、地域の公共サイトのウェブアクセシビリティの確保・維持・
向上にユーザとして参画すへき
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□ トピックス
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●シニアネットフォーラム21 in 東京2012 大盛況でした
去る2月16,17日に行われましたシニアネットフォーラム21 in 東京20
12は大変盛況でした。
16日は各種講演のほかに会場と被災地でパソコン講習を行っている福島とスカ
イプで結んだり、17日は各ワーキングで熱のこもった討議が行われ、その他にP
C、ダブレット、Ipad、スマートフォンの体験講習会が開かれるとともに18
団体の方が交流広場に出展されました。
また、今回はユーストリームの放送が行われました。(16日分のみ)
http://www.ustream.tv/recorded/20478850
または
http://uc-k.net/snf2012/
●H24年度シニア情報生活アドバイザーの登録更新について
誠に申し訳ございませんがただいま作業が遅れており、今年度対象となる方のリ
ストは3月15日前後より各シニアネットの事務局にメールさせていただきます。
また更新テキストは、3月中旬に納品の予定となっておりますのでもうしばら
くお待ちいただければ幸いです。
ただし、もうそれ以前に実施される団体の場合は、個別に今年度対象となる人の
団体対象者リストを作成いたしますので、事務局に御連絡御願い致します。
マニュアルについては、間に合えば新テキストで、間に合わなければ旧テキスト
で講習し、あとで差し替えとさせていただきます。
なお、アドバイザーの有効期間は3月末となっていても、所属の団体が更新講座
を実施するまでは有効となっております。
住所変更、アドレス変更等の理由でその更新講座実施日が所属団体より伝わらず
未受講になった場合は救済処置をとらせていただきますので御安心下さい。
●テクスープについての再度のお知らせ
今回のシニアネットフォーラムにて日本NPOセンターよりシニアネット交流広
場にご出展いただき、テクスープ制度についてPRしていただきましたが、まだ意
外なほどテクスープの制度を御存じない方が非常に多かったので、再度日本NPO
センター殿からのお知らせを掲載させていただきます。
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NPOのみなさまにソフトウェアを寄贈します!
ソフトウェア寄贈プログラム
【 テックスープ・ジャパン 】のご案内
http://www.techsoupjapan.org/
テックスープ・ジャパン運営団体:
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
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認定特定非営利活動法人 日本NPOセンターが実施しているNPO向けソフトウェア寄贈プログラム「テックスープ・ジャパン」のご案内です。
テックスープ・ジャパンは、NPO法人、公益法人、社会福祉法人の内、資格条件を満たした団体に対して、アドビ システムズ、シマンテック、マイクロソフトなどのソフトウェア製品をわずかな手数料で寄贈仲介しています。
本プログラムはソフトウェア寄贈を通じて民間非営利団体の最大限の力が発揮されることを目指しています。
御団体の活動の充実と発展にお役立ていただけますと幸いです。
■寄贈ソフトウェアの一例:
【 アドビ システムズ 】
Creative Suite CS5.5 Design Premium
市場価格(参考)249,900円→ 寄贈手数料:12,903円
デザイン、ウェブ作成・編集などが可能です。
* Photoshop:写真の編集・加工
* Illustrator:
チラシやニュースレターなど広報ツールの作成・編集
* Flash Professional:動画の作成、編集
* Acrobat:PDFの作成、編集
【 シマンテック 】
Norton Internet Security 2012
市場価格(参考) 8,190円→寄贈手数料:484円
ウィルス対策ソフトの定番です。
【 マイクロソフト 】
Office Standard 2010
市場価格(参考) 42,386円→寄贈手数料:1,935円
ワード、エクセル、パワーポイントなどが入った事務作業におなじみのソフトです。
※ソフトウェア提供企業ごとに寄贈対象団体の活動内容等の基準が定められています。
基準を満たさない場合は寄贈申請いただけません。
※寄贈手数料は円/ドルのレート変動により金額が変更になる可能性があります。
■お申込み
まず、新規アカウントの取得をお願いします。
http://www.techsoupjapan.org/
その後、必要書類と手続きをしていただきます。
ご利用にあたってのご質問がありましたらどうぞご遠慮なくご連絡ください。
■お問い合わせ
認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
(テックスープ・ジャパン運営団体)
担当:土屋・三本
E-Mail
info@techsoupjapan.org
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□ シニアネットフォーラム2012の報告
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●参加者は2日間延べ人数350名超の大盛況
初日は、多くの参加者が詰めかけ予定した席では間に合わず、最後尾に椅子
を並べて着席していただくほど盛況でした。
●高齢者の現状と高齢者のICT促進要因について発表
基調講演の袖井先生からは、1月30日に国立社会保障・人口問題研究所発表の
新しい人口推計、2060年の日本の人口は8674万人で、そのうち65歳以上
が4割(3500万人)になるというデータの紹介があった。
高齢者が多くなったことで、高齢者像が依存から自立へ、応分の負担をと変わっ
てきた。
21世紀のキーワードは「情報化」、人と人との関係、情報の価値、グローバル
化、身体機能の欠如や低下を補うIT、ICTである。
高齢者がICTを活用することによって、受身からより積極的へ、QOLの向上、
心身の健康維持により医療・介護費用の軽減、就労機会の拡大により次世代にかか
る負担の軽減、社会貢献の機会の拡大により社会の活性化が図られる。
高齢者のICT利用の阻害要因と促進要因は、一人で始めるのは困難なので仲間
の重要性、適切な教え方、費用がかかる(特に通信費)、サポートする人の必要性
である。
●Microsoftがシニアのためのテクノロジー ベスト10を発表
日本マイクロソフトの加治佐さんからは、今年はシニアネットフォーラムで講演
するのは3回目なので趣向を変えて行ないますといって、「シニアに便利なテクノ
ロジー ベストテン」を発表し、アシスタントの大島さんとともに実演した。
シニアに便利なテクノロジーベストテンは、下記のとおりです。
ベスト10 フォトギャラリー・ムービーメーカー
〃 9 デジタルノートソフトOnenote
〃 8 拡大鏡などアクセシビリティ機能
〃 7 ショートカットキー
〃 6 タブレット型PC
〃 5 スマートフォン
〃 4 SKYPE
〃 3 SkyDrive
〃 2 セキュリティ対策
〃 1 未来のテクノロジー
ベスト2から10は、おなじみのものであったが、ベスト1の未来のテクノロジ
ーでは、マイクロソフトが研究所で現在も研究しているものの紹介であった。
1つは、人間の動作を感知してゲームやパソコンなどを操作するテクノロジーの
紹介。
2つめは肩の上に乗せたプロジェクターを使って、手のひらや壁に画面を表示し、
それを指先で操作するものであった。
最後に、加治佐さんは未来のテクノロジーを使うために必要なことは、長生きす
ることが重要で、そのためには「健康」が第一だと提案された。
●シニアネットは、地域の公共サイトのウェブアクセシビリティの確保・維持・向上にユーザとして参画すへき
特別講演の山田先生からは、将来推計人口が示唆する今後の戦略としては、高齢
者が介護を必要とする時期を、出来る限り先に延ばすこと(戦略1)、高齢者に提
供する介護サービスを、徹底的に効率化すること(戦略2)が必要である。
シニアネットは、戦略1のために高齢者の生きがいづくり活動などで直接貢献す
る価値がある。
戦略1では、シニアネットが活躍するには、ICT機器・サービスが使いやすいこと
が前提である。戦略2では、周りを囲むICTとやり取りできることが高齢者が自立的
に生活を営むことが前提である。
ICTのアクセシビリティは、今後2つの戦略を遂行する際の大前提となる。
その中でも、ウェブサイトのアクセシビリティの更なる向上が求められるのは、
ウェブが入出力インタフェースとして多用されているためである。
総務省では、「みんなの公共サイト運用モデル」を提示してウェブアクセシビリ
ティに取り組んでいる。
シニアネットは、地域の公共サイトのウェブアクセシビリティの確保・維持・向
上にユーザとして、是非、自分の所属する地域自治体のウェブアクセシビリティの
検証して欲しい。
※先進事例発表とワークショップの状況については、次号で報告します。
今回のシニアネットフォーラム2012の内容は、NPO法人ユニコムかつしかの協
力で、ユーストリームの放送が行われました。(16日分のみ)
現在、下記に保存されています。ご参照下さい。
http://www.ustream.tv/recorded/20478850
または
http://uc-k.net/snf2012/
報告:シニアネットフォーラム2012
運営コーディネーター 臼倉